フェレット最初の健康診断はいくらが妥当？ちょっと比較してみた！いたちのおうちと姥捨山のお話し

そのどれも、

「捨てました。はいお終い。」

なんて話じゃないですからね！！

おじいちゃん、おばあちゃん…せめて身内のそれだけでも大切にしましょうね。

私はそろそろ大切にされたい側の年齢なのです。

「いたちのおうち」という施設

「手放したい」というお話を私が伺った子は１００％断りません。

• 転勤になった、里親を探してる時間が無い
• アレルギーになった一刻もはやく手放したい

これは大変です。私の出番です。こういった時のために「いたちのおうち」を作ったのです。どんどん頼って頂きたいです。

ワクチン接種の時期

常食させているフード

好きなオモチャ・遊び方

とにかく何でもしつこくその子について伺います。大事な事ですから。

いた家はあくまでも「一時預かり」のつもりです。

1. 飼育環境をご確認頂くために必ず部屋まで来て下さい。
2. 正式な譲渡先はあなたが探して下さい
3. 「月に一度は写真を送ってほしい」とか「こうしてあげて欲しい」だとかって話は直接ご自身でお伝え下さい
4. この子をお渡しする時は15,000円頂きます。病院代等どれだけかかっててもそれ以上は請求しません。ただしそんなにかかっていなくても頂きます。それは他の子達への寄付金とお考え下さい。ご負担頂くのはあなたでも譲渡先の方でも構いません。
5. ご了承頂けたら交通費として5,000円をお渡しして
6. お見送りがてらそのまま病院へ連れて行きます。

※事情によっては、こちらから、お引き取りに伺う事もあります。

健康診断の料金比較

これは、いたちのおうちが実際にかかった事がある病院でだけの比較です。

（円）

15,000円で初診料+基本健康診断という病院もあります。

※縦向きのスマホでは表が切れてしまうかもしれません。横画面にして比較をご覧頂ければと思います。

少しでも異常があったり、もっと詳しく検査をする必要があれば、その「検査費用」は一気に跳ね上がります。

「検査」というのは、その方法や「どこまで調べるか」によって、金額が全然違ってきます。

何度も血液を採取して検査しなければいけなくなれば、その分だけ「血液検査代」がかかるのです。

耳ダニがいればその場ですぐにその処置代がかかります。

またフィラリア予防薬が必要ならそのお金、ジステンパーワクチンを接種するならそのお金、がかかります。

そのまま入院が望ましいとされる子もいました。

今たまたま手元にある明細を記入しましたが、これは全てキャリーからだす前にかかった費用です。

「いたちのおうち」に入れるまでに大体どの子もこれくらいはかかります。

だから、「15,000くらいが妥当」だと言いたいのですが、私個人的な意見としては

ｱﾀﾁはなこ

最低でも15,000円以上はかかると思っておいた方が良いですよ

って、言いたいです。

エルちゃんの病院代⇒野村獣医科センターのお話し

遺棄とみなします

ｱﾀﾁはなこ

健康診断の結果をお伝えした日から３ヶ月の間、一度もご連絡を頂けない時は遺棄されたとみなしますからね。

って言うと大抵の方は

「どうするんですか？」って聞かれます。

ｱﾀﾁはなこ

教えません。

連絡をくだされば良いのです。

その後の事はその時に話しあえば良いのですから。

これまで上記のように預かった子は１１頭です。でも、それっきり連絡を頂けないのが半数です。

検診結果をお伝えするメールが返ってきた事もあります。

「里親募集のサイトに載せといたんであとはよろしく」と言われた事もあります。

※エルちゃんは「一生大切に飼います」と言って交通費その他諸々の費用として７万円をお渡しして引き取った我が子です。

ワサビくんもネギマちゃんも引取りに行った子なので上記には入りません。

置き去りにされる犬や猫たちの話

譲渡会までの間の犬や猫のお世話をされている一時預かりの個人ボラさんのお宅へお手伝いに行った事があるのですが、

テレビの取材を受けたら、全然知らない人が

「この犬も引き取ってください」

「この猫も～」

って自宅へ来てしまうと言っていました。

その方々は所属している団体からの委託を受けて規約に則りちゃんと契約しているだけで、無料引取りとかそんな紹介はされていないはずなんですが…

そう言って断ると軒先、近くのコンビニ、駐車場にそのまま置いていってしまうんだと。

で、そうして置き去りにされた犬や猫たちは「１００％老犬（猫）か病気」だそうです。

姥捨山なんて言わせないからねっ

私の所へ来て連絡が取れなくなった子達もみんなそうでした。

こんなの全然、「普通」だなんて思えないし１ミクロンたりとも認めません。

でも、私が認めなくても許さなくても要らない子は捨てられてしまいます。

だから、私は断らないんです。

「要らない子を引き取ってもらうのに金までもらえて願ったり叶ったりだ」って誤解されたままでも５千円までは交通費としてお渡しますよって言っているのです。

私が引き取る子は「捨てられた子」なんかじゃありません。

私が「おいで♡おいで♡」って願ったから来た子なんだって思っています。スタッフも「自分が呼んでたんだ」って言います。

そうして縁で繋がってた子なんだって思うからどの子にも

「いたちのおうちに来て毎日楽しい」って思ってもらえるように過ごしています。

いたちのおうちはそういう所です。姥捨山だなんて言わないで下さい。

今日の画像は新入りちゃんが放牧中の様子を暖かく見守るネギマちゃんとわさび君。にべったりなエルちゃん（はしゃぎ過ぎでこのまま寝てます）です。

そんなネギマちゃんが「セラピーフェレット」になったよ！ってお話しはこちら